Everything is Illuminated

面白かった映画と海外ドラマの感想を気ままに綴るブログです。

「ゲーム・オブ・スローンズ」(海外ドラマ)【シーズン8<最終章>ep2-A Knight of the Seven Kingdoms -】感想

4月22日放送分「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン8第2話の感想。

戦争前夜、あらゆるキャラクターへの愛情が最高潮に高まる素敵な回でした!

f:id:evisilli:20190423003815j:plain

 

※ネタバレあります※

 

◆オープニング

またマイナーチェンジしてましたね。ラストハース城付近まですでに氷床になっています。最終話まで、最新の戦況に合わせて変えていくんでしょうか、凄いな。

 

◆ジェイミーの尋問

父を殺されているので当然そうくるでしょうと思っていましたが、強く糾弾するデナーリスはどんどん孤立しているように感じてしまいます。それに対してジェイミーをかばってくれるのは、待ってましたなティリオンとブライエニー。

ティリオンについては、彼がジェイミーを切り捨てることは絶対にありえない。ふたりの明け透けな会話には、心を許した兄弟だからこその愛情が滲んでいる。しかしジェイミーをかばったこと、そしてサーセイの嘘を見抜けていなかったことの合わせ技でデナーリスを怒らせるはめに…。

そして今回のMVP・ブライエニー!かつて何のメリットもないのに自身を度々救ってくれたジェイミーをかばうために名乗り出るブライエニー、そしてそんな彼女の忠誠心を信じ、父を陥れられた恨みをこらえて彼女の申し出を受け入れるサンサ。ジェイミー、ブライエニー、サンサ、それぞれの持つ誠実さでこの輪が繋がるとは感慨深い。左翼を率いることになったブライエニーに対し、「あなたの指揮下で戦えれば光栄」と告げるジェイミーの、この8シーズンをかけての好感度上昇ぶり!ジェイミーとブライエニーについては、後半でも大きな見せ場があります。

 

◆ブランとジェイミーとの和解

尋問の際「愛の為なら何でもする」とジェイミーの行動原理ともいえる事実に言及したブラン。初見ではデナーリスの糾弾を遮りある意味養護しているように感じましたが、そっか塔から突き落としたことを知ってるよというジェイミーだけに通じるコンタクトか。謝るジェイミーとすでにその域にいないブラン。ブランの「戦いは終わる保証なんてない」という台詞が怖い。

 

◆サンサとデナーリス

ジョラーがデナーリスに進言したサンサとの和解。

今この状況だと、デナーリスに冷静な意見言えるの(そしてデナーリスが受け入れるの)はジョラーぐらいしかいなくなってしまっています。

和解に向けサンサと話そうとするデナーリス。「男は操れる」と言うサンサの疑念に満ちた言葉に対し、デナーリスは、自分は鉄の玉座を欲していたのにジョンに恋してここにいるのだと言いきってサンサの探りを避けようとするけれど、「平和が訪れあなたが玉座に座った後、北部はどうなる?」とあの冷たい目で心を覗き見てくるサンサに押され気味。あれだけの経験をしてきたんだもの、サンサの言葉は重い。恋に落ちた男はバカなことをするし、簡単に操れるもんね…(ベイリッシュ…)

現状、玉座を手にする最有力候補のふたり。シーズン1のお花畑少女ぶりで叩かれたりもしたサンサが、その辛い境遇で学び続けることでここまで上り詰めてきたのがとても嬉しいです。その頭脳と心によって北の諸侯や家族みなに愛され支持されているということが、ドラゴンを3匹も持ちながらも孤独を強めていくデナーリスにとっての最大の脅威。サンサが鉄の玉座、もしくは北の女王の座を務める姿を是非みてみたい。(そういう形でベイリッシュの野望が果たされるのが見てみたい。)

 

◆開戦前夜

戦争前夜な気配が重く漂うウィンターフェルで描かれる、様々な人々の再会と最後の夜。シオンの到着を、暖かいハグで迎えるサンサ。強く頼もしい娘を前に、シリーン姫を思い出しているダヴォス。戦いが終わった後の話をするミッサンディとグレイワーム。地下に避難するわけがないリアナ・スターク公と、心配するジョラーとの再会。ジョラーはサムにハーツベインももらうしね。

そして、ラストハース城から逃げてきたエッド、ドンダリオン、トアマンドが遂に合流!ジョンにがっつりハグ?タックル?するトアマンド可愛すぎるな~。この後もずっとブライエニーへの執着と敬意が駄々洩れで終始可愛かったな~。

 

◆アリアとジェンドリー

武具を作るジェンドリーと、彼を脅したりもてあそんだりするアリア。ちょっとおや?という雰囲気だったけど、まさか……!常にアリアがリードして、ジェンドリーが押され気味なのがこの2人らしくてとても可愛い。ジェンドリー、メリサンドルにされたことそんなにトラウマになってたんだね、かわいそうに笑。

 

◆今回のハイライトシーン:ジェイミーとブライエニー

ジェイミーとティリオン、そしてブライエニーとポドリック、ダヴォスとトアマンドも集まってきて、厳かに開かれる暖炉の前の最後の夜。「サーになんてなりたくない」と心を隠してきたブライエニーを、ジェイミーが騎士に任命するシーンがとてもとても素晴らしかった…!厳しい道中を共に戦い生き抜いてきた盟友であり、お互いがその騎士道精神に敬意を持てる仲であり、そして自身の辛く悲しい過去を唯一明かした間柄でもあるジェイミーとブライエニー。大役を務めることができて満ち足りた表情のジェイミー、ポドリックの優しい笑顔と美しい歌声、恋敵が目の前にいるとか関係なく盛大な拍手を送るトアマンドの溢れる笑み、そして騎士となったブライエニーの今まで見せた事のない笑顔。あたたかい祝福の拍手に包まれた美しい夜に泣きました。全シーズン追いかけてきたからこその感無量感。

 

◆エイゴン・ターガリエン

アリアとジェンドリー、ブライエニーとジェイミーという、彼らなりの愛情の形を持つ二組をみたあとだと、ジョン・スノウとデナーリスとの事実がもはやどうでもよくなっちゃったな…。そしてジョン、それ今言う事か?これからホワイトウォーカーと戦うのに集中出来ないじゃん!デナーリスは最近の色恋ごときに積年の野望は打ち砕かれないと思うのですが、いったん戦いを挟むのかしら…。

 

 

今回はとにかく、ブライエニーとジェイミーのエピソードが素晴らしかった!!

この2人には安易な恋愛ではない、同じ騎士道精神の持ち主としての敬意に満ちた関係性の終着点をみたいとずっと思っていたんですが、今回の騎士叙任は最高すぎました。

姉を愛した事で人生も人格も堕ちた王家の男が、騎士でもないコンプレックスを持った女性によってその尊厳を取り戻すチャンスを授かる。

そして彼女の誠実さが彼を変え、その事実が彼女を騎士に変える。

こんな、シーズンを8年も追いかけてきてよかったと思えるドラマティックな物語なかなか無い。

 

そしてアリアとジェンドリー。

ジェンドリーもロバート王の落とし子として継承権を持つ人間であり、もしかしてアリアとの間に子供が出来たとしたら、その子にも継承権が発生するのでは…?

S1でネッドに「お前は城を持つ家に嫁いで旦那が国をおさめるんだ(うろ覚え)」と言われて「それは違う(うろ覚え)」と返していたアリア。

あの時は「それは違う、私は剣士になるんだ」という意味で言っていたと思うんですが、「それは違う、私(の子)が7王国を治めるんだ」という意味で回収されたら面白いかも。

 

次週の第3話は、遂にホワイトウォーカーとの全面戦争。

この死亡フラグが立ちまくった中、どんな戦いになるのか戦々恐々としています…。

 

↓↓これまでの振り返りはこちら↓↓ 

 

 

※画像はimdbより引用