Everything is Illuminated

面白かった映画と海外ドラマの感想を気ままに綴るブログです。海外のイケオジ俳優が好きです。

「ゲーム・オブ・スローンズ」(海外ドラマ)振り返り【シーズン3】 ~「同じようなおじさんキャラ多すぎ」問題&シリーズを決定づけた衝撃回「キャスタミアの雨」

1週目はうっすらとした記憶に残っていなかったのに、今更ながら推しキャラが増えました。

ベリック・ドンダリオン。 

本当に1週目の時は何を観ていたのか⁉というぐらい、意外と細かい部分を覚えていないものですね。

 

 

どうせなので、シーズン1の記事で紹介しきれなかった男性キャラを紹介していこうかな。

“覚えていなくても何とかなるけれど、覚えていると一層楽しいキャラクター達”であり、よく言われる「ゲースロ、同じようなおじさんキャラが多すぎて混乱する」問題の要因になっている方々です。

でも、そんな脇役たちでさえしっかりとした背景をもちこの物語に関与していく大事な登場人物であり、ハマればその余りの層の厚さと相関図の密度に驚くことでしょう。

 

※軽く展開に触れていますが、大きなネタバレはありません!

 

◆ベリック・ドンダリオン

アリアが北へ向かう道中で出会う「旗標なき兄弟団(ブラザーフッド)」のリーダー。

元はスタークに仕える名家の出身だったが、庶民を守るため野に下り、光の王(ロード・オブ・ライト)を信仰するミアのソロスらと共に行動しています。

6回も殺されてはその度にソロスの蘇生術で復活している、炎の剣を操る隻眼の剣士という意外と重要で厨二心をくすぐるキャラ。

演じるのはリチャード・ドーマー

ちなみにS1でもちらっと出ていますが別の俳優さんが演じているので全く気づきませんでした。

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◆ミアのソロス

ドンダリオンに付き従うブラザーフッドのメンバー。

元は司祭であり、メリサンドルと同じく「光の王」を信仰していた。

信仰を失いかけていたものの、ドンダリオンがマウンテンに殺された際に祈りを捧げて復活を果たした事でその信仰を取り戻す。

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◆ダヴォス・シーワース

元密輸業者から、スタニス・バラシオンの側近までのし上がった男。

ゲースロ世界では貴重な「本当にいい人」枠筆頭。別名:玉葱の騎士

メリサンドルに心身掌握されていくスタニスを止める最後のストッパー的存在。

スタニスの娘・シリーンに文字を教わり読めるようになるのが健気で泣ける…!

演じるリアム・カニンガムは、ちょっと渡辺謙さん似。

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◆サー・バリスタン・セルミー

ターガリエン家世代からキングスランディングで王家に務める「王の盾」だったが、ジョフリーにより更迭され、その足でデナーリスの元までやってきて相談役に就任した歴戦の騎士。

1週目の時、王の盾としての彼をあまり認識できてなかったのですが、そっか王都からデナーリスの元にやってきていたのね、と今更感慨深い想い。気づけ自分。

演じるのはイアン・マッケルヒニー

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(そろそろ、混乱してきましたね?)

 

この顔の系統には、既にスタニス・バラシオン(左)やらルース・ボルトン(右)やらもいるので初見さんにはなかなか厳しいはずです。

スタニスはロバート亡き後、正統なる王座を主張するロバート・バラシオンの兄弟。

ルースはこの先大きな存在となっていくボルトン家の領主でラムジーの父です。

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◆ジャクエン・フ=ガー

アリアが北に向かう道中で出会う、囚人3人の中の一人。

「数多の顔の神」を信じる、最強の暗殺者。

アリアを暗殺者集団「顔の無い男」に引き込んでいく師匠的な存在です。

トム・ヴラシアの神秘的で謎めいた美貌がぴったりの役柄。

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◆トアマンド

ジョン・スノウが出くわす野人一団の一人。

リーダーのマンス・レイダーの右腕的存在の赤髪。

ワイルドで怖い存在かと思いきや、〇〇〇に積極的にアプローチ中で、ゲースロの隠れ人気カップリングキャラに昇格。

クリストファー・ヒヴュは、ワイルド・スピードシリーズ等にも出演。

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さて、シーズン3はここまで撒いてきた種が育ち、物語が急激にエンジンをかけていくシーズン。

面白さが加速度的にあがっていくので、このシーズンまで来た人はそう簡単には離脱出来ないと思われます。

 

【各陣営のあらすじと感想(ネタバレあり)】

 

 

◆「何も知らないジョン・スノウ」イグリットの積極的アプローチが可愛い

北の地で野人一団にもぐりこむジョン・スノウ。

彼が生き延びられるよう助け船を出してくれるイグリットが可愛い!

こんなに積極的だったっけ…?記憶していた以上にアプローチしてましたね。

ジョンの物真似をしてみせるイグリットが大好きなんですが、可愛すぎてまあこれなら現実で恋に落ちるのも致し方ないな、としみじみ。

(※注:ジョンを演じるキット・ハリントンとイグリットを演じるローズ・レスリーはこの共演がきっかけで結婚しております!)

 

 

◆狼潜りを習得するブラン

三つ目の鴉の導き、そして初登場のジョジェンのサポートによって狼潜りを果すブラン。

ちょっと話はそれますが、最終シーズンのポスター等でのブランの扱いの大きさは結構考える部分があります。

ブランが習得していくこの能力は、最終シーズンでも何かしらの大きな展開を生み出すと考えるべきなのかなと。

彼の正式な名前が「ブランドン」であり、かつてウィンターフェルや北の壁を建設したのが「ブランドン建設王」と同じである事は何かしらの意味があるはず。

 

◆兄弟団に捕まったハウンドとアリアの再会、メリサンドルとの遭遇

意外な所で因縁の二人が出会う!

心は優しいけど不器用で危険な大男と、お転婆な剣術少女のカップリングは物語として楽しいですね。

ゲースロにはこういった、面白い男女のカップリング(恋愛感情でない関係)がいくつもあるのがまた面白さの一つ。

ゲースロの名セリフである「ヴァラー・モルグリス(男は皆死なねばならぬ)」もここで初登場。

さらに、第6話でメリサンドルと遭遇した際に彼女がアリアを見て言った暗闇の中から私をみている…茶色の目、青の目、緑の目…永遠に閉じる目が」という台詞も重要。

覚えておいてくださいね。

ちなみにこの時のメリサンドルは、スタニスの元を離れてジェンドリーを捕獲しにきていました。

落とし子としてロバート王の血を引くジェンドリーは、メリサンドルによってその血をヒルに吸われるというトラウマを経験。

玉葱の騎士に逃がされて以降だいぶ記憶から忘れ去られていましたが、無事数シーズン後に再登場します。

 

◆ジェイミー&ブライエニー、2人の旅路

そんな面白い男女カップリングの一つがこの二人。

王都にジェイミーを送り届ける使命を背負ったブライエニー。

途中で行く手を阻まれたり、ブライエニーをかばってジェイミーが右手を失う!というまさかの展開もあったり、途中で一緒の風呂に入る事になったり、なんだかんだ信頼を深めていくふたり。

さらに、あんなにかっこよかったジェイミーが、泥まみれになりながら「愛する人は選べない」とサーセイのいる王都へ戻る道を進んでいくのがまたなんとも。

ブラン突き落とし&エダード攻撃で冷徹な印象だった彼が、ブライエニーとの道中でみせる思いやり、彼女に話した王殺しの真相、そして離れた事で見せるサーセイへの純粋な愛情によって「意外と真っすぐなやつ」へ印象が変わっていくのが面白い。

 

◆サンサの婚姻をめぐって交錯する思惑

今シーズンの策略面での見どころは、サンサの夫の座をめぐる権力争いでしょう。

美しく家柄も良く、北部の実権に繋がる「サンサの夫」ポジションを誰に持たせるかを各々が思惑を巡らせ、先手を打たんとばかりに動く様が面白い。

そもそもサンサがもっていたロラスへの憧れを利用し、そして親友ポジションを獲得したマージェリーを動かす作戦によってタイレル家へ嫁がせようとするオレナとヴァリス。

その動向を掴んだベイリッシュの暗躍。

そして、ベイリッシュの情報によりタイレル家を出し抜いてティリオンを差し出すラニスター家。

間で使い捨てられた娼婦ロスの死などを挟みつつ、これぞゲースロ!な展開が最高です。

オレナに話をつけるタイウィン、その切れ者同士の対話がこのシークエンスのハイライトでしょうか。

 

◆ひたすら可哀そうなシオン

シーズン4あたりまでジョフリーの影に隠れているけど、ゲースロ1の最強最悪のサイコパスはラムジー・ボルトンだと思うんですよね。

ジョフリーは最悪だけど、マージェリーに転がされちゃったりまだ可愛い所もある。

でもラムジーは本当にやばい。

シオンを監禁し、あそこを切り落としてグレイジョイ家に送り付ける。

その前に自分の娼婦たちに持て遊ばさせてから…というのがなおさらえぐい。

 

◆デナーリス無双始まる!

S3E4、私の大好きなシーンの一つが、ヴァリリア語でまくし立てるデナーリス!

それまで自分を侮辱するような発言をわからないふりをして流してきたデナーリスが、親方からアンサリード8000人を譲り受けた途端に発するヴァリリア語の格好いい事!

「親方を殺せ!」

あのドスが効いて拳が入った、エミリア・クラークのいつもの感じとは全く違うそのヴァリリア語のセリフ回しに痺れました。

「ドラカリス!」と共に、親方を裏切り焼き殺すドロゴン、なんて無慈悲!

バリスタン、ジョラー、そして買い上げたグレイ・ワームにミッサンディ、そして自ら寝返ったセカンドサンズのダーリオ・ナハリスと、役者がそろった感じのデナーリス陣営が本格的に稼働し始めます。

 

◆伝説的な衝撃回S3E9「キャスタミアの雨」

ゲースロをおすすめする際、それまでは色々不満を言っていた方でもだいたいこのS3E9を観るとがらっと評価が変わります。

それくらい、「このドラマは何をしようとしているのか」がはっきりと提示される、容赦のない衝撃的な回。

思えば、この時代に最も大切な家同士の結束、そしてその象徴である“結婚”という契約。

それを“本当の愛”によって意図も簡単に放棄することは、あり得ないわけで。

だけど、「真実の愛こそ美しい」という何となく納得できる価値観も視聴者側にうっすらとあるからこそ、危機察知能力がほんの少し緩んでいた所にこの一撃です。

1週目は、本当に何が起きたのかわからないぐらいの衝撃で、無音のエンドロールを無心で眺める事しかできなかったS3E9。

2週目は、その画的な衝撃度よりも、ゲースロがゲースロたる所以、その権力ゲームの構造がよりはっきりと見えてくるので、怖さと面白さが加速。

 

しかし、何度見ても、S3E9でキャトリンがウォルダー・フレイの妻の首を掻き切り、そして自身も首を掻き切られるまでの「間」、そして首を切られる前も後も1mmも変わらない「既に死んでいる」キャトリンの表情、あの演出が素晴らしすぎて。

 

無慈悲な世界がS4でも続いていきます。

 

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※画像は全てimdbより引用