Everything is Illuminated

面白かった映画と海外ドラマの感想を気ままに綴るブログです。海外のイケオジ俳優が好きです。

「ゲーム・オブ・スローンズ」(海外ドラマ)振り返り【シーズン2】 ~出揃ってきた女性キャラ達&分散化していく物語(ネタバレ有り)

「ゲーム・オブ・スローンズ」振り返り、今回は第2章。

ネタバレありの感想前に、だいぶ女性キャラが出揃ってきたので、まずは紹介していきたいと思います。

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【スターク家】

◆サンサ・スターク

登場人物中1,2を争うほどの最狂ルートで辛い経験を積み上げる事で貫禄と生存力をつけ、これぞゲースロ的な生き様を見せるスターク家の長女。

シーズンS1では可憐な美少女だったのが、最新シーズンでは貫禄ありすぎ。

演じるソフィー・ターナーは、なんと本作がデビュー作という奇跡。

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◆アリア・スターク

頭の中お花畑な少女だった姉サンサを若干軽蔑の目で見て、幼い頃から戦う事を好んで武芸を磨いてきたスターク家のおてんばな次女。

演じるメイジー・ウィリアムスも本作でデビュー。

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【タリ―家】

◆キャトリン・タリー(キャトリン・スターク)

ネッドと結婚しウィンターフェルに住む、サンサやアリア、ロブらの母。

気が粗い、短気、感情的な判断をしがちと視聴者をイラっとさせる要素もありながら、子供たちとネッドを愛する強き母という一面はブレません。

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【ラニスター家】

◆サーセイ・ラニスター(サーセイ・バラシオン)

ロバート・バラシオンに嫁いだラニスター家の長女。ジェイミーとは双子。

子供たちへの愛の深さと、王座への固執ぶりが見もの。

しかし長く観ていると、この人も血の通った人間なんだなと思う瞬間が多々あって、決して嫌いになれないんです。

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【タイレル家】

◆マージェリー・タイレル

したたかながら、それも許してしまうほどのキラキラオーラで王の愛を、人民の愛を、そして視聴者の人気を獲得したキャラ。

王妃になることを夢見、着実に達成していく出来る女子。

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【グレイジョイ家】

◆ヤーラ・グレイジョイ

シオンがスターク家に捕虜にとられていた10年近くの間、男子亡きグレイジョイ家を継ぐ存在として育て上げられてきた強き姉。

個人的にはゲースロの女性キャラで一番好きかもしれない。

強くて余裕があってカッコいい。ダメな弟をなじりつつも、実は愛する優しいお姐様。

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【ターガリエン家】

◆デナーリス・ターガリエン

恐らくゲースロ一番の人気キャラである、通称“ドラゴンの母”。

S1での健気な少女から、支配力を手にしていく過程が面白い。

元々のパイロット版では別の人が演じていたと言われているけど、土壇場でエミリア・クラークにチェンジした事がゲースロの成功を決めたように思います。

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【その他】

◆メリサンドル

“光の王”を信仰する女司祭。スタニスを光の王とあがめ、周囲に様々な波紋を起こす。

どこか業の深さを秘めるカリス・ファン・ハウテンの美貌が堪能できます。

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◆ブライエニー・オブ・タース

レンリー・バラシオンの従者から、キャトリンの従者へ。

君主への忠実ぶりでは、右に出るものがいない女剣士。

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◆オシャ

ブランを襲った所を捕まりウィンターフェルに連れられるが、機転を利かせて生き延びるうちにブランやリコンを支える心強い存在となっていく野人の女性。

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◆シェイ

戦場で出会い、ティリオンの愛人としてキングスランディングへついてきた娼婦。

サンサの侍女として身を隠しつつ生き延びるが・・・。

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◆タリサ

戦場で負傷兵の処置を行う所をロブ・スタークに見初められる聡明な女性。

演じるウーナ・チャップリンは、あのチャールズ・チャップリンのお孫さん。

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◆イグリット

北の地でジョン・スノウと出会い、彼の運命を変える事になる野人の女性。

彼女の放った“何も知らないジョン・スノウ(You Know Nothing, John Snow)”という台詞は、ゲースロの中の名言の一つ。

演じるローズ・レスリーはこの作品で出会いジョン・スノウ役キット・ハリントンと結婚。

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この辺まで覚えておけば、見ていて迷子になる事はないはず。

追加キャラがどんどん登場し(大体出揃うけど)、且つ物語もいくつもに分岐して進んでいくシーズン2は、もしかしたらシリーズ初見者殺しなのかもしれません。

確かに振り返ってみてみると、今どこで誰と誰が何に巻き込まれているのか、状況が分からずに置いてかれそうなポイントがたくさん。 

が、その追加キャラ達がこの後大きく展開を揺さぶっていくので、ぐっと我慢してそれぞれの物語を追って行きましょう。 

物語の分散っぷりが激しいので、各陣営・キャラクター毎にメモしていきます。

 

 

【各陣営のあらすじと感想(ネタバレあり)】

 

◆スタニス・バラシオンの暴走と敗走

S1でネッドがラニスター家の子供たちの秘密を掴み、その王位継承権について記した手紙を出した事で、ロバート王の兄弟であるスタニスとレンリーがそれぞれ自分が正統な王位継承者だと名乗りを上げる事に。

メリサンドルと光の王信仰に心酔中のスタニス王は、その黒魔術を利用してレンリーを殺害。

メリサンドルの悪魔出産シーンは記憶にこびりつくほどのインパクトです。

右腕・ダヴォスが船を集め、いざ王都へ殴り込み…。

だけど、レンリーの恋人であったロラス・タイレルがその恨みを晴らすべくタイウィン・ラニスターとともに王都死守に加勢した事でスタニスは敗北。

このブラックウォーターでの戦いは、シーズン2の見せ場の一つでもあります。

2回目観てるけど、やっぱりスタニスは影が薄いというか、王たる威厳が弱いなあ。

むしろメリサンドルの方が画的に強いし、パンチが効いてる。

 

◆ジョフリーの狂気加速中

S1E9でネッドを斬首刑にかけたところから、加速度的に狂気を増していくジョフリー。

ティリオンが贈った娼婦を暴行するわ、サンサを貶めるわ、サンサが王都暴動で襲われそうになっても放置するわ、その上ブラックウォーターの戦いでは逃げ出す始末。

そんなジョフリーの嫌われ者っぷりを横目に、ティリオンとタイウィンという二人の有能者が存在感を増していくのがS2の見どころでもあります。

 

◆ドラマの格を一段あげるタイウィン・ラニスターの存在感

鹿をさばきながら登場したS1からただ者ではない空気を醸し出していましたが、その抜かりの無さ、頭脳、冷徹さ、一族の存続を一番に考える家父長としての視点のブレなさなど、タイウィン様はとにかくかっこいい。

王都の危機に馬で乗り込んでくのも良いし、馬糞を落としながらジョフリーの前に出ていく場面のナメくさった感じも最高です。

ハレンホールでアリアを見つけ傍に置いて手伝いをさせるタイウィンは、どこまで気づいていたのか?

字が読め、正しく発音が出来、頭が切れる北部出身の少女を前に、アリアだと気づかないわけがないと思うんですが…。

様々な悪事、謀略の裏に実はタイウィンのGOサインが働いている状況が、彼の権力の強大さを物語っています。

 

◆「得意な事で生きていく」ティリオンと、シェイ、サンサとの関係

この嘘と暴力が横行する王都を、知恵で生き抜いていくティリオン。

そこにシェイとサンサ、ふたりとのエピソードが入る事で、彼の人となりに皆が肩入れする事は間違いありません。

なんとしてでも、シェイの事を守りたいティリオン。

王都で生き抜けるとはとても思えなかったサンサに観た一片の「強さ」に、興味と、そしてうっすらと情を感じるティリオン。

シェイが登場したことにより、ティリオンの人間臭い魅力がどんどん増幅していくS2。

 

◆この頃から既にサンサに危なげな感情を見せているベイリッシュ

キャトリンを愛していたことをあらゆる場面で公言するベイリッシュですが、その行き場のないねじれた愛情がサンサに向き始めているのはもうこの頃からだったんだと改めて確認。

というか、ぶっちゃけS1の槍試合の時から、すでにその片鱗を見せていましたね。

しかし改めてみてみるほどに、様々な場面で彼の嘘と策略が狙い通りに機能していてその有能ぶりにはまいります。

 

◆サーセイの悩みはいつだって尽きない

S1ではジェイミーとの関係暴露に冷や冷やしていたサーセイ、S2ではさらに悩み事倍増。

恋人兼弟ジェイミーはスタークの捕虜になってどこにいるかわからないし、息子のジョフリーは危ない指令ばっかり出して狂王まっしぐらだし、マージェリーという前途洋々な有力女子がジョフリーの嫁候補でのし上がってくるし、自分より頭の良いティリオンが王都を少しづつ掴んでいくし、、、

愛する娘ミアセラをティリオンがドーンに送った事が、彼らの仲違いを決定的なものに。

 

◆ジェイミーとブライエニー、王都に向けた珍道中スタート

そんな姉の心配をよそに、ロブ陣営に捕まっていたジェイミーはキャトリンによって放たれる事に。

従士となったブライエニーにジェイミーを王都まで送らせようとするキャトリンですが、当然ロブはその勝手な行動に怒り心頭、実の母に見張りをつけることに。

キャトリンもキャトリンだけど、ロブもロブ。

このあたり、この親にこの子ありといった感じ。

しかし、このブライエニーとの2人の旅路こそがジェイミーの人生を変えることに。

 

◆進軍していくロブと、運命を狂わせる出会い

S3では皆さんご存知、視聴者すべてを愕然とさせたエピソードがあります。

そこへ向けて、戻れない道をたどり始めるのがこのS2。

進軍にどうしても必要な橋の通行許可をもらうために、フレイ家の娘と結婚すると約束をしたキャトリン、そしてロブ。

橋を渡るため、それが大事な事だったのかどうかはもはやわからないけど、これが運命の分かれ道だったんですよね。

戦場で出会った、志高い人格者のタリサとの必然ともいえる愛の芽生え。

愛に生きる美しい王か、約束を反故にする偽りの王か、その決着がこんなに早く着いてしまうなんて…。

 

◆ヤーラ姐さん堂々の登場&ひたすらいいとこ無しのシオン

ロブからグレイジョイ家へ派遣されたシオンを出迎える謎の女性。

いつもの尊大な態度で扱っていたら、なんと彼女は姉のヤーラだった…!

もうそのエピソードからしてこっぱずかしすぎるシオンは、この後もひたすらいいとこ無しでちょっとかわいそうなくらい。

いいところを見せようとウィンターフェルを強奪するも、部下の尊敬を得ることはできず、ブランとリコンにはオシャの機転によって脱走される始末。

その上、S3で判明しますがウィンターフェルでボルトン家に捕まっちゃうという…。

その尊大さが仇となって、人生最大の、取り返しのつかない汚点を作る事になってしまうシオン。

そんなシオンを見捨てず「一緒に帰ろう」と連れ戻してくれるヤーラ姉さんは本当に素敵。

 

◆単独で進行していくナイツウォッチと野人との闘い

S2では大きく本筋と絡む事なく進んでいくナイツウォッチ、ジョン・スノウと野人の話。

途中で出会ったジリに想いを寄せるサム。ドラゴングラスも初登場。

そのジリの家で見た驚愕の事実に、ナイツウォッチの総師ジオー・モーモントに疑念を持ち始めるジョン。

そして野人との出会いが、ジョンの運命を変える。

大きく話が動くのはもう少し先。

 

◆デナーリス陣営はまだまだ助走の段階

こちらもS2ではそう大きな進展のないデナーリス陣営。

ダクソスの館での裏切りから一段強くなるデナーリス、そして最後の最後で現れるかつてのキングスガード、サー・バリスタン・セルミー。

歴戦の戦士2人が相談役について、ドラゴンも順調に大きくなって、やっとS3から彼女の本領が発揮されていきます。

しかし、うっかり恋心的な想いが溢れ出ちゃったジョラー・モーモントのなんて切ない事…

 

シーズン2までくると、ラニスターとスターク、ターガリエンとバラシオンという名家のそれぞれの布陣と置かれている状況がよりくっきり見えるようになってきます。

さらに新しく登場する名家やキャラも増え、よりこの世界観が色濃くみえてくるし、各キャラクターの思惑と行動がいかに絡み合って物語が進んでいるかがはっきり感じられるようになってくるので、面白さが加速。

一旦ブラックウォーターの戦いでスタニスの敗北/ラニスターの勝利によって大局が定まったようにみえるけれど、さまざまな所で起きている不穏な動きが再びせりあがってくるのがS3。

デナーリス陣営のチートっぷりが加速していく高揚感と、ロブとタリサの愛が招いた恐ろしい出来事、その大きすぎる振れ幅もS3の見どころとなります。

 

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※画像は全てimdbより引用