イケオジ俳優好き女子の 映画とドラマ、時々その他の感想ブログ

イケオジ俳優好きの30代女子が、大好きな映画と海外ドラマを中心に気ままに気に入ったものの感想をつづるブログです

「ゲーム・オブ・スローンズ」(海外ドラマ)振り返り【シーズン1】 ~初めての方へ捧げるゲースロのすすめ(ネタバレ無し)&2度目の視聴で気づいた事(ネタバレ有り)

「ロード・オブ・ザ・リング」が完結した16年前、ここまでハマれるファンタジーにはもう生涯出会えないと思っていました。

 

だけど、そんな当時の私の感慨深い想いを10年たらずのうちに払拭したファンタジーシリーズがあります。

その作品こそ、圧倒的に心掴まれる余韻と、1年間を拷問のように感じさせるクリフハンガーっぷりで毎年毎年「来年まで死ねない…」とファンたちを生きながらえさせてきたあの傑作「ゲーム・オブ・スローンズ」

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今年4月、まさに迎えようとしている大団円の最終章に向けて、もう一回シーズン1から見直したくなってしまったが最後。

週末ががっつり潰れることも気にならないぐらい、2回目の鑑賞はさらに面白かった・・・!!

(正確には好きな回だけちょこちょこ見直したりしてるけど、完全に全シーズン通して見ようとしたのは2回目)

 

何故か日本でだけそこまで盛り上がっていない不遇の作品なので、ネタバレ無しで「今からでも遅くない!ゲースロのすすめ」もご紹介しつつ、2回目だからこそ気づいた「あの時のあれ、そういう事だったのね!」もメモしておこうと思います。

実は、初見の時には理解できていなかった事が多くて、、、苦笑。

 

 

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【今からでも遅くない!ゲースロのすすめ(ネタバレ無し)】

 

<第1章あらすじ>

“王の手”ジョン・アリンが死んだ。

王ロバート・バラシオンは、長年の友人であるエダード・スタークに次なる王の手を依頼すべく彼の住む北の城・ウィンターフェルまで出向く。

ロバートの依頼を受け入れ、王都キングスランディングへ娘たちと共に向かう事を決意したエダード。

長男のロブは城主として残り、落とし子のジョンは北の“壁”を守るナイツウォッチに入る事になり、スターク家の子供たちもそれぞれの道を歩み始めるかに見えた。

しかし、次男のブランが城の塔から落ちて半身不随になる怪我を負ってしまう。

ブランの落下、そしてジョン・アリンの死の真相を調べ始めるエダード、そしてその妻キャトリン。

そこには、七王国の王座を揺るがす大きな陰謀と秘密が潜んでいたー。

 

 

◆まずは第1章を、とりあえず相関図を右手に、地図を左手に乗り切ろう!

「ゲーム・オブ・スローンズ」通称「ゲースロ」をオススメした時によく言われるのが「登場人物が多くて難しいんでしょ?」というもの。

はい、鬼のように多いです(笑)

でもそんなのは些末な事だったなと感じるぐらいには、愛と憎しみ、信念と欺瞞、暴力と知性が私たちと同様に血肉に宿った登場人物たちばかりで、誰一人物語上の駒などではないその濃密な人間ドラマにはまるはず!

 

一番よくまとまっていて、且つ生死の記載が無いのはスターチャンネルさんのこの相関図。

www.star-ch.jp

 

事前知識としていれておいて欲しいのは、この相関図(手元にあればOK!)に諸家の名前、そしてそもそも彼らが住む世界であるウェスタロスの地理情報!

本編中でも「北」とか「狭い海」とか地理情報は特に説明されずに進んでしまうので、これも欲しい所。

これもまたスターチャンネルさんのサイトにありますね。

www.star-ch.jp

 

あとは、可能であればウェスタロスの簡単な戦いの歴史も知っておくと、登場人物たちの会話がすんなり入ってきます。

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・数百年前の戦いの後、ドラゴン使いのターガリエン家がウェスタロス大陸を統治していた。その時に作られた「鉄の玉座」が王位の象徴として今も残っている。

・15年前ぐらいに、現王であるロバート・バラシオンが中心となって反乱を起こしターガリエン家没落。

・その原因は、ロバートと結婚するはずだったリアナ・スタークがレイガ―・ターガリエンにさらわれた上、それに抗議したリアナの父と兄が当時王座に座っていた“狂王”ことエイリス・ターガリエンに火あぶりで殺されたため。エイリスはロバートの護衛であったジェイミー・ラニスターに殺された。

・このロバートの反乱に加わっていた主要人物が、リアナのもうひとりの兄であるエダード・スターク通称ネッドと、里親でもあったジョン・アリン。ジョン・アリンはその後ロバート王に側近“手”として使えていた。

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ゲースロは、このジョン・アリンが何者かに殺された所から始まります。

この辺の歴史についての会話が第1章は結構多いので、これ知ってないと置いていかれる可能性あります、、、(実際、私は初見の時よくわかっていなかった)

世界観としては15世紀の薔薇戦争時代が色濃く反映されているので、当然政略結婚やら死刑やら戦争やらがある世界という事を念頭に置いておきましょう。

 

さあ、これで広大なゲースロの海に泳ぎだす準備はOK!

 

 

◆この世に英雄などいない。いるのは美しく愚かな人間たち

ゲースロを他の幾多のドラマとは次元の違う作品たらしめているもっとも大きな要素は、その希望と無慈悲が混ざり合った物語。

人間たるもの、最後には皆等しく死を迎えるのみ。

ヒロイックな勝利は人生の通過点に過ぎず、悲しい別れや屈辱的な敗北もまたしかり。

死ぬまで人生は続いていく。

それまで、時に美しく時に愚かに生きてもがくのがこの物語の登場人物たち。

今までのドラマとは比較にならないほど生々しく衝撃的な展開の連続に、度肝を抜かれる事確実です。

 

 

◆これはファンタジー?それとも史実?

もの凄い予算がかけられています。

この第1章は全10話で約5000万ドル=50億。1話5億!

それだけでも凄いのに、最終章はそれが全6話で1億ドル以上、つまり1話あたり20億ぐらいになるらしい。

全米視聴者数は第1章から現在まで5倍近く伸びでいるのでまあ増えるのは当然か。

その潤沢な予算のおかげで、細部まで作りこまれた世界観、まるで史実のような重みを持って迫りくる画が作り上げられています。

美しい衣装、名家毎に異なるデザインの甲冑、剣、ヘアスタイル。

荘厳な城に、雄大なロケーション。

そして度肝を抜く合戦シーン。

シーズンを追う毎に予算が増えているので、合戦シーンや諸々の壮大さは増すばかりで、もはや映画どころではないクオリティ。

何はともあれ、史実のような重みをもった画の中で自由に飛び回るドラゴンたちを目撃するという、あの何物にも代え難い映像体験を味わってほしい!

 

 

◆イケオジ俳優たちのパラダイスだった

正直、シーズン始まった時に知っていた役者は、主演のショーン・ビーンと王妃サーセイ役のレナ・ヘディぐらいでした。

だけど、2019年の今初めて観る人にとっては、なんて豪華なキャスティング!と思えるぐらい、この数年の間にどのキャストも映画や他のドラマへと抜擢され出世していった人たちばかり。

リチャード・マッデン、エミリア・クラーク、ソフィー・ターナー、キット・ハリントン、ナタリー・ドーマー、ナタリー・エマニュエル、、、

ゲースロから飛び立っていったキャストは、あげたらきりがない!

 

若手枠も当然ながら、イケオジ俳優については恐ろしいほどの枠数が用意されていて、且つどれもこれも美味しい役ばっかりなので本当にパラダイス。

 

ただし、推しが最後まで生きて残れると思うなよ。

 

そう、このハードな世界の中では誰がいつ殺されるかなんてわかりません。

それは第1章で早々に(そして衝撃的な形で)提示されるので、すぐに心を切り替えましたよ。。。

でも、そんな不穏な世界だからこそ、這って生きるキャラクターたちにどっぷり肩入れしてしまうんです。

 

そんな「私がその死を見届けなければ」と想ってしまうほど魅力的なキャラクターばかりのゲースロ。(若干愛情がねじれてますね)

さて、私の推しのキャラをご紹介しておきましょう(したいだけ!)

 

 

◆ジョラー・モーモント

過去にある秘密を抱えつつ、ドラゴンの母デナーリス・ターガリエンに従順に付き従う従者。デナーリス=カリーシ(女王)命。カリーシの為ならどこへでも。

そのプラトニックすぎる愛情と、枯れた男の魅力を放つイアン・グレン様が尊い。

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◆ピーター・ベイリッシュ(別名:リトルフィンガー)

評議会の一員で、王都の娼館の主でもあるベイリッシュ公。

かつて、エダードの現妻であるキャトリンに恋し、破れた男。

こちらもまたプラトニックな愛を持ちながら、シリーズを通じてこじれにこじらせていく様は切なくも変態的で、その救いの無さと彼なりの愛情表現に涙してしまう。

剣の腕ではなく、舌戦でこのゲームを生き抜いていく様はエイダン・ギレンの真骨頂。

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◆タイウィン・ラニスター

恐らくこの世界でもっとも「キング」たる人。

演じるチャールズ・ダンス様御年72歳、甲冑姿のあまりのカッコよさに痺れます。

初登場時、まじで鹿をさばいているという驚異の演技で一気に心を掴まれる。

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◆ジェイミー・ラニスター

王殺しの男であり、実の双子の姉とただならぬ仲であり、しかしシリーズ通して一番印象が変わった人かもしれない。

当初は「独りだけハーレクインもの(笑」とか言われていたロマンス担当ぶりも、通してみると最も真っ当な愛情を持った人であり、意外とぶれていないのです。

演じるニコライ・コスター=ワルドウはマッツに次ぐ北欧出身のイケメン俳優。

途中で髪型が変わるので二度美味しい。

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◆ダ―リオ・ナハ―リス(第1章では登場しません!)

演じる俳優さんが途中で変わるので、心しておいた方がいい。

どちらもイケメンさんだけど(旧:エド・スクレイン/新:ミキール・ハースマン)、

ちっとも似てない上、すっきりミステリアスハンサム系から急に髭面ワイルドイケメンになるという変わりっぷり。

多分最初混乱します笑。こちらはミキール・ハースマン。

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◆カール・ドロゴ

今をときめくジェイソン・モモアを世界に知らせた出世作もゲースロ。

騎馬民族であるドスラク人の王にして、デナーリスの夫となるドロゴは、まるで言葉の通じない野蛮人から始まり、妻に突き動かされ、そして妻を突き動かし、お互いを唯一無二の存在と認め合う超理想の夫像にさえなりました。

とにかくこの人にしか出来ない役。

デナーリスが彼に呼びかける時の「私のお月様、お星様」が可愛い。。

ちなみに、「バーフバリ」のバラーラデーバ役をクリエイトする際、制作陣がイメージしていたのはこのドロゴだったとか。(悪役じゃん!笑)

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◆オベリン・マーテル(第1章では登場しません!)

性的な表現も多く登場するゲースロシリーズにおいて、最もセクシーな存在がオベリン。

強き剣士であり、バイの王子で、女性の愛人あり。

ペドロ・パスカルが纏う高貴な雰囲気が、ゲースロシリーズの“セクシー”を格上げしているのは間違いないと思う。

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◆ブロン

高貴な登場人物が多数いる中において、傭兵という身軽な存在感で際立ってる人。

ティリオンを救った所から、とにかく軽やかに金で動くこの有能なオジサマは最強。

戦った後は金と女。

わかりやすい!

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気になる人はいましたか?

魅力的なキャラは男女ともにまだまだたくさん登場。

書ききれないので、第2章の時にでも女性陣を紹介しようかな。

 

 

 

 

【2回目の鑑賞で気づいたこと(第7章までの軽いネタバレあり)】

 

 

◆やっぱり前提となる戦いの歴史情報は必要だった

初見でみた時、レイガ―・ターガリエンとリアナ・スタークの話が何のこっちゃわからなかった笑。

ここは、これから観る人は先に書いた情報を一読してから鑑賞する事をまじでおすすめします。

 

◆イケオジ俳優多すぎて誰が誰だか問題

いくらイケオジ俳優が好きでも、これだけ大量に突然出てくると情報が追いつかない。

初見でぶちあたったこの壁は、2回目ではむしろワクワクする材料でしかありませんでした。

なのでここは、これから観る人は先に書いた相関図を一読してから鑑賞する事をまじでおすすめします。笑

 

◆結構大事な話をさらっとしている

レイガ―たちの話もそうだし、落とし子の情報や出自の話など、2回目でやっと「ここで言ってたのね」という事がある。

例えば、私は最初どこからどこまでがスターク家の兄弟かわかっていなくて全員兄弟だと思っていました笑。

でも字幕ちゃんと見たら、ジョン・スノウは落とし子だって割と早いの段階で言及されていたし、シオンも捕虜的なものだって台詞の中で表現されていましたね、、

あと、ジョラーの父が壁の総師だって途中まで気づかなかったし、スタニスって誰やねんとかランセルってどの金髪?みたいな事が頻発していました。

その分2回目は、大事な会話を拾っていくだけでもかなりの収穫がありました。

 

◆そもそも、ジョン・スノウの話だって第1章の段階から提示されていた

原作の「氷と炎の歌」が示すものが、炎=ターガリエン/氷=スターク で、ジョン・スノウとデナーリス・ターガリエン、もっと言えばリアナ・スタークとレイガー・ターガリエンの子であるジョン・スノウ自身の物語である事はふんわりわかっていたけど、第1章に戻ってみると視点の振り方や描き方からしてまぎれもない事実だしそう描かれている事にやっと気づいた。。

 

◆第1章の時はお金が足りてなさそうだった

第7章まで観てしまうと、第1章のカメラワークや戦争描写はちょっと物足りない。

そのくらいスケールアップの幅が凄い。

第1章、戦争シーンすっ飛ばしてますからね笑。

途中第3章か第4章?で夜の戦争シーンを取り入れたものの、画面が暗くてよくわからなかった時期を経て、第5章、第6章、第7章あたりは昼の戦争シーンも増えてその予算倍増ぶりが凄くよく実感できました。

シリーズ後半に行くにつれて引きの画も格段に増え、ドラゴンの無双ぶりに予算をかけるようになっていきますが、第1章ではわりと人物のアップが多くて引きの画の弱さを補っていたんですね。

 

◆あぁ、あのセリフはそういう事だったのか、、、が多々ある

例えば、娼館でのロスのオーディションシーン、リトルフィンガーめちゃくちゃ大事な話してた!でも、画が画なんでちゃんと字幕観てなかった・・・!とか。

シェイがティリオンに「タイウィンはなんて?シェイは置いていけって?」と聞き返すシーン、すでにタイウィン様の獅子殿事件の伏線張ってあったじゃん・・・とか。

「帰ったらお前の母について話そう」と言って果されなかったエダードとジョン・スノウの約束とか。

スタニスの信じる神の話(そしてその神への嘲笑。メリサンドルに植え込まれた光の王信仰の事ですね)が第1章の段階でなされていたとか。

こういった、何シーズンにも及ぶ脚本の伏線てどうやって管理しているんだろう、と不思議になるぐらい何気ないセリフの中に、数シーズン後に効いてくる一発が仕込まれているのは純粋に凄いと今更ながら思います。

だからこそ、何度みても面白いんですよね。

 

◆エダード・スタークは英雄だったのか

改めて第1章を観ると、エダードの教えが子供たちの生き残りにおいて悪い方向に機能してしまっているのが分かります。

ラニスター家を敵に回し、結果死に急ぐことになってしまったその姿は初見時英雄的に見えた部分も大きかったのですが、保守的な考え方、信念に重きを置きすぎて足を取られてしまうその様は、第7章まで観終わってから思うと決してこの世界で生きる事には適していなかったわけだし、それをどこまで従順に受け止めていたかが子供たちの生存力を決めていたように思います。

事実、一番の模倣者であったロブが誰よりも先に殺され、もっとも別の存在になっていったサンサが今一番生存可能性の高いキャラとなっている以上、エダードというキャラクタ―は英雄ではなく、ゲースロの世界観を観客たちにもっとも分かりやすく提示する媒体なんだなと。

サンサなんて、リトルフィンガーの子になったも同然だもの(いい意味で)。

しかし、かつて愛する人を別の男に奪われた男が、その女性の子供の人格形成において自身の血を流し込み完成させるという物語にはぞくぞくしますね。。。

 

 

 

是非第1章をまだ見たことの無い方は、まずは観てみてくださいね!

↓↓第2章以降はこちら↓↓

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※画像は全てimdbより引用