Everything is Illuminated

面白かった映画と海外ドラマの感想を気ままに綴るブログです。海外のイケオジ俳優が好きです。

「ゲーム・オブ・スローンズ」(海外ドラマ)振り返り【シーズン1】 ~初めての方へ捧げるゲースロのすすめ&2度目の視聴で気づいた事(ネタバレ無し)

※2019/5/2追記修正しました。

 

「ロード・オブ・ザ・リング」が完結した16年前、ここまでハマれるファンタジーにはもう生涯出会えないと思っていました。

そんな想いを10年たらずのうちに吹き飛ばしたファンタジーシリーズが「ゲーム・オブ・スローンズ」

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19年4月、まさに迎えようとしている大団円の最終章に向けて、もう一回シーズン1から見直し復習。

2回目の鑑賞は、キャラクターたちの旅路の先を知っている分何倍も面白かった…!

(正確には好きな回だけちょこちょこ見直したりしてるけど、完全に全シーズン通して見ようとしたのは2回目)

 

何故か日本でだけそこまで盛り上がっていない不遇の作品なので、ネタバレ無しで「今からでも遅くない!ゲースロのすすめ」もご紹介しつつ、2回目だからこそ気づいた「あの時のあれ、そういう事だったのね!」もメモしておこうと思います。

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【今からでも遅くない!ゲースロのすすめ(ネタバレ無し)】

 

<第1章あらすじ>

“王の手”ジョン・アリンが死んだ。

王ロバート・バラシオンは、長年の友人であるエダード・スタークに次なる王の手を依頼すべく彼の住む北の城・ウィンターフェルまで出向く。

ロバートの依頼を受け入れ、王都キングスランディングへ娘たちと共に向かう事を決意したエダード。

長男のロブは城主として残り、落とし子のジョンは北の“壁”を守るナイツウォッチに入る事になり、スターク家の子供たちもそれぞれの道を歩み始めるかに見えた。

しかし、次男のブランが城の塔から落ちて半身不随になる怪我を負ってしまう。

ブランの落下、そしてジョン・アリンの死の真相を調べ始めるエダード、そしてその妻キャトリン。

そこには、七王国の王座を揺るがす大きな陰謀と秘密が潜んでいたー。

 

 

◆まずは第1章を、とりあえず相関図を右手に、地図を左手に乗り切ろう

「ゲーム・オブ・スローンズ」を人にオススメした時によく言われるのが「登場人物が多くて難しいんでしょ?」というもの。

はい、恐ろしく多いです。

でもそんなことは序盤を超えればむしろメリットでしかありません。

愛と憎しみ、信念と欺瞞、暴力と知性が私たちと同様に血肉に宿った登場人物たちばかりで、誰一人物語上の駒などではないその濃密な人間ドラマにはまるはず。

 

一番よくまとまっていて、且つ生死の記載が無いのはスターチャンネルさんのこの相関図。

 

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※スターチャンネルHPより

 

事前知識としていれておいて欲しいのは、この相関図に諸家の名前、そしてそもそも彼らが住む架空の大陸・ウェスタロス周辺の地理情報。

本編中でも「北」とか「狭い海」とか地理情報は特に説明されずに進んでしまうので、これも欲しい所。

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https://quartermaester.info/ より

 

あとは、可能であればウェスタロスの簡単な戦いの歴史も知っておくと、登場人物たちの会話がすんなり入ってきます。

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・数百年前の戦いの後、ドラゴン使いのターガリエン家がウェスタロス大陸を統治していた。その時に作られた「鉄の玉座」が王位の象徴として今も残っている。

・15年前ぐらいに、現王であるロバート・バラシオンが中心となって反乱を起こしターガリエン家は没落。

・その原因は、ロバートと結婚するはずだったリアナ・スタークがレイガ―・ターガリエンにさらわれた上、それに抗議したリアナの父と兄が当時王座に座っていた“狂王”ことエイリス・ターガリエンに火あぶりで殺されたため。エイリスは護衛であったジェイミー・ラニスターに殺された。

・このロバートの反乱に加わっていた主要人物が、リアナのもうひとりの兄であるエダード・スターク通称ネッドと、里親でもあったジョン・アリン。ジョン・アリンはその後ロバート王に側近“王の手”として使えていた。

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物語は、このジョン・アリンが何者かによって殺された所から始まります。

第1章は特に、この辺りの歴史についての会話が結構多いので、多少なりとも知っていると導入がスムーズです。

世界観としては15世紀の薔薇戦争時代が色濃く反映されているので、政略結婚やら死刑やら戦争やらがある中世風ファンタジー世界という事を念頭に置いておきましょう。

 

これで準備はOK!

 

 

◆この世に英雄などいない。いるのは美しく愚かな人間たち

本作を他の幾多のドラマとは次元の違う作品たらしめているもっとも大きな要素は、その希望と無慈悲が混ざり合った物語。

ヒロイックな勝利は人生の通過点に過ぎず、悲しい別れや屈辱的な敗北もまたしかり。

死のその瞬間まで、美しく愚かにもがくのがこの物語の登場人物たちです。

今までのドラマとは比較にならないほど生々しく衝撃的な展開の連続に、度肝を抜かれるはず。

 

◆これはファンタジー?それとも史実?

もの凄い予算がかけられています。

この第1章は全10話で約5000万ドル=50億。1話5億!

それだけでも凄いのに、最終章はそれが全6話で1億ドル以上、つまり1話あたり20億ぐらいになるらしい。

全米視聴者数は第1章から現在まで5倍近く伸びでいるのでまあ増えるのは当然ですね。

その潤沢な予算のおかげで、細部まで作りこまれた世界観、まるで史実のような重みを持って迫りくる画が作り上げられています。

美しい衣装、名家毎に異なるデザインの甲冑、剣、ヘアスタイル。

荘厳な城に、雄大なロケーション。

そして度肝を抜く合戦シーン。

シーズンを追う毎に予算が増えているので、合戦シーンや壮大さは増すばかりで、もはや映画どころではないクオリティ。

史実のような重みをもった世界観、そしてその中で自由に飛び回るドラゴンたちを目撃するという、あの何物にも代え難い映像体験を味わってほしいです。

 

◆一世一代のハマり役を掴んだ俳優たち

正直、シーズン始まった時に知っていた役者は、主演(?)のショーン・ビーンと王妃サーセイ役のレナ・ヘディぐらいでした。

しかし、2019年の今初めて観る人にとっては、なんて豪華なキャスティング!と思えるぐらい、この数年の間にどのキャストも映画や他のドラマへと抜擢され出世していった人たちばかり。

リチャード・マッデン、エミリア・クラーク、ソフィー・ターナー、キット・ハリントン、ナタリー・ドーマー、ナタリー・エマニュエル、、、

本作から飛び立っていったキャストは、あげたらきりがありません。

 

若手も当然ながら、このドラマの格調を高めているベテラン俳優たち。

彼らのいぶし銀の魅力もまた本作の見どころです。

 

ただし、推しが最後まで生きて残れると思うなよ。

 

そう、このハードな世界の中では誰がいつ殺されるかなんてわかりません。

それは第1章で早々に(そして衝撃的な形で)提示されます。

でもそんな不穏な世界だからこそ、這って生きるキャラクターたちにどっぷり肩入れしてしまうんです。

 

そんな登場人物たちを軽くご紹介。今回は主要キャラクターとなる男性陣です。

 

◆エダード・スターク

ショーン・ビーンが演じるスターク家の領主。

多くの子供と愛する妻を抱え北部におさまっていましたが、盟友ロバート王のために王都に向かったことで運命を狂わせていく本作S1の主人公的な存在。
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◆ロブ・スターク

武芸に秀で、父エダードの教えに非常に忠実に育ってきたスターク家長男。
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◆ジョン・スノウ

エダードがかつて戦争から帰還した際に連れ帰った「落とし子」。

そのため、母キャトリンからは愛を受けずに育ってきた。
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◆シオン・グレイジョイ

かつてのグレイジョイ家との闘いでスターク家が勝利した際の捕虜。

捕虜ながらロブらと共に育った。少々傲慢な性格でジョンを下に見ている節がある。
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◆ブラン・スターク

スターク家次男。王都からやってきたサーセイとジェイミーの情事を目撃してしまったことで人生が急転する。
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◆リコン・スターク

スターク家三男。正直視聴者も存在を忘れかけるほどしか出て来ません(苦笑)
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◆ロバート・バラシオン王

エダードの盟友でサーセイの夫、そしてウェスタロスを統治する現王。

酒と女と戦にしか目がないため政治事はずっとジョン・アリンがまとめていた。
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◆ピーター・ベイリッシュ(別名:リトルフィンガー)

評議会の一員で、王都の娼館の主でもあるベイリッシュ公。

かつて、エダードの現妻であるキャトリンに恋し、破れた男。

こちらもまたプラトニックな愛を持ちながらも、それさえ裏切るような権力獲得へのしたたかな手の回し方が際立つ、本作での要注意人物。

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◆タイウィン・ラニスター

ラニスター家のジェイミー、ティリオン、サーセイの父であり、この世界でもっとも「キング」たる威厳と畏敬を併せ持つキャラクター。

この作品の中でもっとも頭が切れる、冷酷無慈悲な人物。

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◆ジェイミー・ラニスター

王殺しの過去を持ち、実の双子の姉サーセイとただならぬ仲を続けるラニスター家の長男。

演じるニコライ・コスター=ワルドウはマッツに次ぐ北欧出身の人気俳優。

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◆ティリオン・ラニスター

ラニスター家次男ながら、生まれつきの小人症で父や姉から疎まれてきた。

しかし知略に長け、世の中を斜に構えたようなジョークが得意な人気キャラ。

娼婦と酒が大好き。
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◆カール・ドロゴ

今をときめくジェイソン・モモアを世界に知らせた出世作も本作。

騎馬民族であるドスラク人の王でデナーリスの夫となるドロゴは、言葉の通じない状態から、デナーリスと信頼を深めあっていく様がドラマティック。

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◆ジョラー・モーモント

ドラゴンの母デナーリス・ターガリエンに従順に付き従う従者。

デナーリス=カリーシ(女王)命。

もとは名家モーモントの出だが、奴隷を売ったことで破門となった過去を持つ。

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◆ブロン

高貴な登場人物が多数いる中において、傭兵という身軽な存在感で際立ってる人。

ティリオンを救った所から、彼と金だけではない不思議な友情?をはぐくむ。

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◆サンダー・クレゲイン(別名:ハウンド)

ラニスター家に仕える騎士兄弟の弟。

かつて兄グレガー(マウンテン)に顔の右半分を炎に押し付けられて酷い火傷を負って以来、炎と兄を恐れている。

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気になる人はいましたか?

魅力的なキャラは男女ともにまだまだたくさん登場。

書ききれないので、第2章の時にでも女性陣を紹介しようかな。

 

 

【2回目の鑑賞で気づいたこと(ネタバレ無し)】

 

◆前提となる戦いの歴史情報は必要&相関図を見ながら観るのが正解

初見でみた時、レイガ―・ターガリエンとリアナ・スタークの話が全くわからなかったので、これから観る人はそれらの「ウェスタロスの歴史」を一読してから鑑賞する事をおすすめします。

そして、レイガ―たちの話もそうだし、落とし子の情報や出自の話など、2回目でやっと「ここで言ってたのね」という事が多々あります。

例えば、私は最初どこからどこまでがスターク家の兄弟かわかっていなくて全員兄弟だと思っていましたが、字幕をちゃんと見たら、ジョン・スノウは落とし子だって割と早いの段階で言及されていたし、シオンも捕虜だと台詞の中で表現されていましたね、、

あと、ジョラーの父が壁の総師だって途中まで気づかなかったし、スタニスって誰やねんとかランセルってどの金髪?みたいな事が頻発していました。

恐らく主要な登場人物だけで50人以上、度々登場する人物だけでも100人ぐらいになるので、せめて相関図だけでも手元に持ちながら臨んでいたらだいぶ違っただろうと実感しています。

再度になりますが、これから見る方は是非相関図マストで臨んでみてください。

 

◆あぁ、あのセリフはそういう事だったのか、、、が多々ある

例えば、娼館でのロスのオーディションシーン、リトルフィンガーがキャトリンについての大事な話をしてたのに、画が画なんでちゃんと字幕観てなかった…!とか。

「帰ったらお前の母について話そう」と別れ際に約束するエダードとジョン・スノウとか。

スタニスの信じる神の話(そしてその神への嘲笑。メリサンドルに植え込まれた光の王信仰の事ですね)が第1章の段階でなされていたとか。

何シーズンにも及ぶ脚本の伏線てどうやって管理しているんだろう、と不思議になるぐらい、何気ないセリフの中に数シーズン後に効いてくる一言が仕込まれているのが純粋に凄い。

だからこそ、何度みても面白いんですよね。

初回では聞き流していた様々なセリフや見逃していた微妙な表情のニュアンスまで、あらゆる場面に最終章のカタルシスに繋がるヒントが散りばめられていますので、是非いろいろと想像しながらみてみてください。

 

◆エダード・スタークは英雄か?

改めて第1章を観ると、スターク家の子供たちの生き残りにおいてエダードの教えは果たして彼らを救ったのだろうか?と考えてしまいます。

初見時英雄的に見えるでしょうが、その保守的な考え方、信念・忠義に重きを置きすぎるきらいがある彼は、決してこの世界で生きる事には決して適してはいなかったのでしょうし、父の教えをどこまで従順に受け止めていたかが子供たちの生存力を決めているように思います。

スターク家の子たち、そして落とし子ジョン・スノウと捕虜シオン・グレイジョイはそれぞれ物語上とても重要な役割を果たすので、エダードが体現する「スターク家らしさ」について考えながらその行く末を見比べるとより面白いかもしれません。

 

是非第1章をまだ見たことの無い方は、まずは観てみてくださいね!

 

↓↓第2章以降はこちら↓↓

 

※画像は全てimdbより引用